美味極楽メインページ > 魚の国ニッポンを釣る!
魚の国ニッポンを釣る!
来期、秋から春にかけてのワカサギシーズンに期待!
取材:2012年12月半ば
手釣りの感触を損なわない “ワカサギ”釣り
Photo
次々に釣れるワカサギにウエカツの頬もほころぶ
「お〜ッ釣れた釣れた!」銀色に輝くワカサギを愛しそうに見つめつつ、ウエカツが言う。「いやね、ワカサギみたいな小さな魚に電動リールってのはいかがなもんか。そう思ってたんだよ。実際やってみたら、思いのほか楽しいね。機械が軽いから手釣りの感触を損なわない」
この記事を読む
味だけではない“ワカサギ”という存在
Photo
ワカサギの代わりになる魚は存在しない
今、榛名湖でのワカサギ釣りは中止。榛名湖のワカサギ釣り中止を決めた榛名湖漁協にとって、ワカサギ釣りは、漁協全収入の半分を占めていたのである。それがなくなることは、まさに死活問題なのである。ワカサギという存在はワカサギでしか満たしえないのだ。
この記事を読む
諏訪湖が発祥 室内を思わせる“ドーム船”
Photo
室内を思わせる船内で快適にワカサギ釣り
桟橋からボートで順番に屋形船へと運ばれると、何だこりゃ!?ストーブが置かれた船内はまるでお座敷で、小さいながら台所まである。あまりの温かさに上着を脱ぎ、窓際の床下を開けると、そこが諏訪湖の水面であった。電動リールを指先で操りながら、床に正座をして釣っている。
この記事を読む
ほんのりとした旨さと香り 西潟正人流 ワカサギ料理
Photo
旨さと香りは、単純、簡単な調理で引き出す
秋ワカサギは、鮮度が落ちるのが非常に早い魚だ。釜揚げしたときや茶漬けにしたときに表面に浮かぶキメ細やかな脂は、やはり釣り立てならでは。釣行で疲れていても、その日に味わうと理解できるはずだ。"食べるのを明日に伸ばさないでよかった…"と。
この記事を読む
旬の美味しさを丸ごと楽しむ 上田勝彦流 ワカサギ料理
Photo
旬の美味しさを丸ごと楽しむべし!
ワカサギ料理は難しく考えないことだ。"モノ"が旨いのだから、料理法は単純、簡単なほどいい。贅沢な味わいを夢見て、釣行するのも悪くない。諏訪湖のワカサギは小さな身に美味しさを蓄え、3月末ごろまで待っていてくれる。
この記事を読む
ワカサギとは
キュウリウオ目キュウリウオ科。漢字で“公魚”と書くのは、徳川家に献上されたことによる。湖沼だけでなく、汽水域や内湾に住む遡上型もいる。
上田勝彦うえだかつひこ
1964年、島根県出雲市生まれ。長崎大学水産学部在学中より、長崎県野母崎の漁船に乗り始め、各地を行脚する。平成3年に水産庁入庁。南氷洋の調査捕鯨や太平洋のマグロ漁場開発、日本海の資源復興プロジェクトなどを経て、平成21年より、増殖推進部研究指導課・情報技術企画官。魚食復興団体『Re-Fish』代表。