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魚のおろし方
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ボラの三枚おろし
江戸時代にはヒラメやカツオと並んで格付けされ、武士の弁当にボラが入っていたという事実もあります。出世魚としても知られ「イナ→ボラ→トド」と成長するととも に名前も変化。まさに縁起のいい魚! また、卵は「カラスミ」として高価で珍重される魚種としても有名です。
ウロコを落とす
水で洗ったボラのウロコを、ウロコ落としで丁寧に取ります(ウロコ落としがない場合は、包丁の背を使いましょう)。
卵を取り出す
包丁の先で腹を切ります。この時期、ボラの腹のにはカラスミの材料となる貴重な卵があるので、深く包丁を入れないこと。腹を切ったら、指でゆっくりと丁寧に卵を取り出します。
頭と内臓を取る
エラの後ろに包丁を入れて、頭を取ります。次に、腹の中にある内臓を取り出します。
ボラの卵は高級な珍味「カラスミ」になります。薄い出汁でサッと煮付けても、美味しく食べられます。また、胃袋には固い部分があって(ボラのヘソと呼ばれています)、塩をふって軽く炙ると美味しく食べる事が出来ます。同様に、胸ビレのつけ根も塩焼きにすると絶品です。
身を切り離す
背中から包丁を入れます。背びれに沿って、中骨まで切ります。次に身を反転させ、尾びれの根元に包丁を入れ、頭に向かってイッキに切ります。同様に、反対側の身を切り離します。
腹骨を切り取る
腹骨の部分に、斜めに浅く包丁を入れます。身を薄く削ぎ取る感じで、腹骨を切り取ります。
皮を切り離す
尾の端に包丁を垂直に入れ、皮1枚を残したところで包丁を寝かせます。手で皮をおさえたまま、包丁を進めるようにして、皮を切り離します。
血合い骨を取る
身の中央には血合い骨が並んでいます。血合い骨の両側を切るようにして、身を背側と腹側に切り分ければ終了。咋(サク/背側と腹側に切り分けた身のこと)を、お好みの厚さに切れば刺身になります。
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